パブロ・ピカソ《女の顔》1923年
©2012-Succession Pablo Picasso-SPDA(JAPAN)
いまからちょうど50年前、当館の開館10年目にあたる1962(昭和37)年に、パリ国立近代美術館において初めて「石橋コレクション」を海外で紹介する展覧会(「東京石橋コレクション所蔵─コローからブラックに至るフランス絵画展」)が開催されました。本展は、日本にある西洋絵画のコレクションがまとめて海外で展示される初めての機会でもあり、大変な話題となり反響を呼びました。また同時に、このコレクションの基礎を築いた石橋正二郎というコレクターの存在は驚きとともにフランスのメディアの注目を集め、「石橋コレクション」は広く認知されることとなりました。成長を続ける当館のコレクションの、ひとつの原点とも言える同展を当時の資料とともにご紹介いたします。
ポール・セザンヌ
《サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール》
1904-06年
ブリヂストン美術館は、2012年1月に開館60年を迎えます。これを機に、当館と石橋美術館が所蔵する絵画の代表作品を約100点に絞って一堂に集め、石橋財団コレクションの粋を楽しんでいただく特別展を開催いたします。開館当初の石橋正二郎コレクションから始まり、60年間にわたって継続してきた収集活動の成果をじっくりとご堪能いただきたいと思います。今回の特別展では、出品作品を「自画像」「肖像画」「レジャー」「海」「静物」など、11のテーマに分けて、題材別、ジャンル別に展示いたします。コレクション展示でみなさまに親しまれている作品たちも、いつもとは異なる文脈にならべられて、ひと味ちがった新鮮な印象を与えることでしょう。
ピエール=オーギュスト・ルノワール
《ピアノに向かうイヴォンヌとクリスティーヌ・ルロール》
1897年
オランジュリー美術館
© RMN (Musée de l’Orangerie) / Franck Raux / distributed by AMF
クロード・ドビュッシーは、19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍したフランスを代表する作曲家。「月の光」や交響詩「海」などの作品で知られています。ドビュッシーが生きた時代には、音楽や美術、文学、舞台芸術が、互いに影響し合い、時に共同で作品をつくり上げましたが、彼は作曲家の中ではその代表的な人物と言えるでしょう。本展はドビュッシーと印象派や象徴派、さらにはジャポニスム等の関係に焦点をあて、19世紀フランス美術の新たな魅力をご紹介するものです。オルセー美術館、オランジュリー美術館、そしてブリヂストン美術館の所蔵作品を中心に、国内外から借用した作品約200点で構成されます。なお、本展はドビュッシーの生誕150年を記念して、オルセー美術館とオランジュリー美術館、ブリヂストン美術館で共同開催いたします。
主催:オルセー美術館、オランジュリー美術館、石橋財団ブリヂストン美術館、 日本経済新聞社
藤島武二
《黒扇》
1908-09年
ブリヂストン美術館の絵画コレクションは、モネ、ルノワール、セザンヌからマティスやピカソに至る西洋の近代絵画、藤島武二や青木繁、安井曾太郎らによる日本の近代洋画、そしてカンディンスキー、ザオ・ウーキー、ポロックなど戦前から戦後にかけての抽象的絵画の3つのジャンルからなっています。
当館は、これらを同時に楽しめる美術館です。展示室を回りながら、様式が変化していく様子や、それぞれの表現の違い、あるいは影響関係が見て取れますし、バラエティ豊かな作品群によって、どのような作家たちが活躍し、どのような展開があったのかを感じ取ることができます。加えて近現代のヨーロッパ彫刻やギリシャ、ローマの古代美術もご鑑賞いただけます。コレクションの幅広さをお楽しみください。
QRコードを携帯で読み取ると簡単にブリヂストン美術館の携帯サイトにアクセスできます。