2010年10月30日(土)-2010年12月23日(木)
パリを東西に流れるセーヌ川は、川べりに広がる街中の美しい景色に限らず、その上流から下流にかけて多くの画家たちに絵画の主題を与えてきました。
美しいセーヌの情景は、特にモネ、シスレー、ピサロら印象派の画家たちにとって水の反映や都市の近代化といったさまざまな画題やイメージの源泉となっています。また、河口の町ル・アーヴルで育ち、ジヴェルニーで最期を迎えたモネは、生涯を通じてセーヌを生活の場としていました。
本展ではセーヌ川流域を5つの地域に分け、それらを描いた印象派の作品を中心に、日本人画家たちの滞仏作も含めた19世紀半ばから20世紀にかけての作品群をご紹介いたします。近代絵画の歴史を地理的にたどるとともに、セーヌ川が画家たちによっていかに表現されてきたかについても展観するものです。※11/30(火)より一部展示替えがございます。
2010年7月31日(土)-2010年10月17日(日)
ヘンリー・ムアは、20世紀のイギリスを代表する彫刻家です。人間と自然との融和を感じさせる、壮大でモニュメンタルな野外彫刻で有名です。しかし世界的な名声にもかかわらず、ムア自身は田舎の小さな村に住み、石や骨のような拾った自然物から霊感を得ながら制作を続けました。
本展では、彫刻に加えて、パステルや水彩、リトグラフなど40点の紙作品をご紹介いたします。1950年代から彫刻制作のための下絵は希になり、ムアにとって素描や水彩は、次第に独立した作品となっていきました。紙作品においても「横たわる人体」「母と子」という、生涯を通して追求し続けたテーマがご覧頂けますが、謎に満ちた人類の偉大な遺跡である「ストーンヘンジ」の版画19点も見応えのあるものです。(併設:コレクション展示ー印象派から抽象絵画まで)
2010年4月20日(火)-2010年7月25日(日)
1870年代、パリの美術界でひとつのグループが産声をあげました。印象派です。マネを生みの親にして、モネ、ルノワール、ピサロ、シスレー、ドガなど。それまでのアカデミックな絵画表現と一線を画し、同時代の都市生活を主な題材に、原色の絵の具を細かなタッチでカンヴァスに定着させていきました。光と色彩に溢れた画面は、当初こそ批評家の不評を買いますが、やがて人々の心をとらえていきます。印象派の果実を引き継ぎ、さらに絵画のあり方を根源的に追い求めていったのがポスト印象派です。セザンヌ、ゴーガン、ゴッホ、シニャックなど。彼らはそれぞれの独創的な方法で、次の20世紀美術の足がかりを築いてくれました。日本人が印象派・ポスト印象派と出会って100年。あなたは印象派をお好きですか。ブリヂストン美術館で、もう一度お確かめください。
2010年1月26日(火)-2010年4月11日(日)
日本洋画は西洋の美術を学んで発展してきました。一方で、19世紀後半の西洋では、日本美術の奇抜な構図や平面性など取り入れた、ジャポニスムという新しい表現が試みられていました。本展では西洋と日本の影響関係を軸に、モネ、ドガ、藤島武二、佐伯祐三、藤田嗣治など、明治期から戦後までの東西の画家たちの様式の展開や成熟の過程を紹介します。また、本展ではロートレック、ガレ、ヴァロットンをはじめ、日本美術からインスピレーションを受けた作家たちの作品も公開いたします。
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