セーヌ河下流にあるアルジャントゥイユは、鉄道が敷かれ、パリから15分ほどで行ける行楽地になりました。モネは1871年暮れにこの地に住むと、翌年から盛んにセーヌ河の光景を制作します。72年12月から73年2月にかけて、セーヌ河は雪解け水で増水しました。右側の木立は水浸しですが、水が引けば散歩する人たちで賑わいます。左側がセーヌ河です。川は前景から後景へ向かって流れています。左奥にかすんで見えるのは中の島。その上を数羽の鳥が飛んでいます。中央遠景には煙突のある工場も見えます。パリ郊外が近代化(行楽地化と工業化)していく記録でもあります。この場所から振り向くと、アルジャントゥイユ橋があります。
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