青色のドレスを着て同じ色の靴下をはいたこの少女は、大きな椅子に腰掛けています。画面を支配する青色は、少女の目の周りの影の表現や、髪の毛や床の絨毯にも施されています。足の組み方は少しおしゃまな感じもしますが、このポーズは晩年の裸婦像にも用いられます。モデルはルノワールのパトロンだった出版業者シャルパンティエの長女(当時4歳)です。シャルパンティエはゾラやモーパッサンなどの小説を出版して成功し、自宅に芸術家や政治家など招いて夜会を開きました。この作品は1876年の第3回印象派グループ展に出品されたもの。ルノワールはモネやピサロと同じく戸外で風景画も描きましたが、同時に人物画や風俗画にも挑戦しました。
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