エクス=アン=プロヴァンス(フランス)、1839−エクス=アン=プロヴァンス、1906
少年時代、ゾラと一緒に詩作にふけり、絵画に熱中します。初期には内面的な苦悩を表現したものを多く描きました。ゾラの勧めでパリに出て画塾アカデミー・シュイスに通い、ピサロ、ギヨマン、バジールなどと親しくなります。マネを中心とする前衛的な若い画家が集まるカフェ・ゲルボワにも顔を出しますが、その雰囲気に溶け込むことができませんでした。都会生活になじめず、故郷エクスとパリとを何度か往復します。ピサロの助力で第1回(1874年)と第3回(77年)の印象派グループ展に参加しますが、作品はほとんど理解されません。80年代以降は故郷にひきこもり、風景画、静物画、人物画、水浴図などのジャンルで造形的な探究を続けます。印象派の過度の分析に反対し画面の構成に意を用いますが、ピサロから学んだ教訓を忠実に守り、自然を前にしたときの感覚を大切にしました。晩年は若い芸術家の賞賛を得て、20世紀美術の先駆者のひとりに位置づけられました。
当ウェブサイトの作品画像のお取り扱いにつきましては「サイトのご利用にあたって」をお読みいただき、ご同意いただきました上でご利用ください。
QRコードを携帯で読み取ると簡単にブリヂストン美術館の携帯サイトにアクセスできます。